協会の作り方(4)主役は誰?

 

こういう仕事をしていると、当然のことながら、いろんな協会(一般社団法人など)と接することになります。


いろんな協会と接してみて感じるのは、


「活発に活動している協会は、認定講座の受講生さんを主役にしている」
ということです。

あたりまえのように思われますが、受講生さんではなく協会の代表者が主役になってしまっている協会も少なくありません。

 


協会の代表者が無意識にでも

「自分が主役である」

と考えているような協会の場合、

  • 講座をするときはほぼすべて代表者が講師をする
  • 取材を受けるときは代表者ばかりが出る

といった行動になりますが、これだとやはり活動は活発化しません。

受講生さんの立場から見れば、代表者ばかりが脚光を浴び、どこか釈然としないのでしょうね。
(よほどのカリスマであれば、それでもよいのでしょうが…)

逆に、協会の代表者が

「自分は一歩引き、受講生さんを主役にする」

という意識を持っている場合は、

  • 受講生さんを講師として積極的に取り立てたり
  • 取材を受けるときは受講生さんに出てもらったり
  • イベントをするときは受講生さんたちに積極的に役割を振ったり

といった形になり、「楽しそうな協会」という雰囲気が醸成されていきます。

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協会にとって受講生さんは、「お客様」でもなければ「生徒」でもありません。

たとえばイベントなどで、受講生さんに遠慮して手伝ってもらうことをせず、受講生さんには来場案内を送るのみだったとします。


つまり受講生さんを完全に「客」「来訪者」として扱っているとします。


これは受講生さんにとっては、期待されていない、頼られていないようで、寂しいことです。


なにも手伝うことがないと、協会との距離や溝を感じてしまうことでしょう。

かといって、受講生さんにイベントを手伝ってもらうにしても、協会側が「業者さん」に接するかのように受講生さんを命令口調で扱ったとします。


これだと受講生さんは不服です。


それはそうです。


受講生さんはイベント運営会社の社員ではないのですから。


協会と一緒に楽しくわいわいやろうと思って来ているのに、厳しいプロの仕事を要求されても困るわけです。

このあたりの「さじ加減」を上手に行うことができると、協会と受講生さんとの関係は良好に保たれます。