協会の作り方(6)協会を作るのは簡単?

 

「協会を作るのは簡単なのでしょうか」

という質問をよく受けます。

 

答えは「YES」でもあり「NO」でもあります。

 

「協会を作る」とはどういうことなのか。

この定義によって答えが違います。

 

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「協会を作る」=「一般社団法人を登記する」
という定義であれば、協会を作るのは難しくありません。

  • 自分で基金を用意し
  • 自分で代表理事になり
  • 友人に声をかけて理事になってもらい
  • 定款を準備し
  • 法務局など必要な役所に何度か足を運ぶ

そうすれば登記できます。

 

→(参考)一般社団法人の登記事項と登記の流れ

司法書士に頼めば、そのプロセスすら簡略にできます。

しかし、

「協会を作る」=

「(世間から見て)協会らしくしっかり活動している状態にする」


という定義でいうと、ことは簡単ではありません。

  • 認定講座をするとしたらどのような設計がよいのか
  • 講座修了生のアフターケアはどうしたらよいのか
  • 理事の人選はどのように考えたらよいのか
  • 理事会の適切な運営方法は…

などなど、考えなければいけないことが山ほどあります。

認定講座ひとつを取っても、たとえば


「東京で受講途中の人が、家族の都合で福岡に引っ越しになり、講座に出席できなくなった。あと3科目受講しないと資格認定ができないが、この人にはどのような対応をすべきか」

といったことをきちんとルール化しなければなりません。

「受講生さんの1人が、あちこちで協会の悪口を流布している。他の受講生さんたちから『あんな人は除名すべきだ』という意見も出ている。協会としてはどうすべきか」

といった問題にも対処しなくてはなりません。


「講師養成プログラムを実施し、数名の講師が誕生したが、実際に教壇に立ってもらうにはまだまだ不安が多い。どうしたらよいか」

といった問題もよく起きます。

そもそも、


「どうやって受講生を増やすか」
「受講生さんに『協会と関わって良かった』と思っていただくにはどうしたらよいか」

 

という問題を解決しないと、協会らしく活動することは無理です。


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こうしたことは会社を作るのと同じです。

会社を登記するだけなら、さほど難しくありません。

でも、その会社を発展させ、たとえば自ら社長としてそれ相応の年収が得られるようにするには、かなりの創意工夫と努力が必要でしょう。


それと同じなのです。