協会の作り方(7)ミッションの立て方

株式会社と協会(一般社団法人など)との違いは、

  • 株式会社: 商品やサービスを気に入った人がそれを購入して「顧客」になる
  • 協会: 活動主旨(ミッション)に共感した人が認定講座などを受講して「会員」になる

という点です。

したがって、協会を作るときには、何よりまず活動主旨(ミッション)を明らかにする必要があります。

 


活動主旨(ミッション)を分かりやすい文章にし、公式ウェブサイトなどを通じて人々に伝えるようにしましょう。


活動主旨(ミッション)を文章にするときは、漠然とした内容にすることは避け、できるだけ具体的な内容にすることをお勧めします。

 

(悪い例)私たちは、笑顔の輪を広げるために活動しています。

これでは漠然としすぎて、何をしたいのかが分かりません。

飲食店を開きたいのでしょうか?
遊園地を経営したいのでしょうか?
コメディアンを育成したいのでしょうか?
介護事業をしたいのでしょうか?

どれも「笑顔の輪を広げる」活動だといえるでしょう。
他にも「笑顔の輪を広げる」活動はいくらでも考えられますね。
つまり、これでは何をしたいのかがさっぱり分からないのです。

そこで、次のように工夫を加えます。

(良い例)私たちは、
古くからの伝統料理の素晴らしさを現代人に再認識してもらうことを通じ、笑顔の輪を広げるために活動しています。

どうでしょう。

このように
「どんな手段を使って目的を達成したいのか」
が分かるようにつけ加えれば、活動主旨(ミッション)はかなり具体的になるのではないでしょうか。

「古くからの伝統料理の素晴らしさを現代人に再認識してもらう」
わけですから、
  • 伝統料理をみんなで作って食べてみる会を開く
  • 日本や海外の伝統料理についてひととおり学ぶ講座を開く
などといった活動をしているイメージが描けます。

もう少しつっこんで言うと、
「笑顔の輪を広げる」
の部分は削除してもよいでしょう。

すなわち、
「私たちは、古くからの伝統料理の素晴らしさを現代人に再認識してもらうために活動しています」
これだけで十分に活動主旨(ミッション)になっています。


活動主旨(ミッション)が明確になった後は、

  • 認定講座のカリキュラム
  • 受講生のアフターフォロー

などを、活動主旨(ミッション)と整合がとれるように(矛盾しないように)組立てていくことになります。