協会の作り方(47)協会の公共性とは?

 

協会(一般社団法人など)は、会社よりも公共性が高いと一般には認識されています。

 

会社の財産(※)は株主に属しますが、一般社団法人やNPOの財産はどの個人にも属さないことがその本来の理由です。

 

(※)「清算価値」といいます。

 

まず、利益をあげた場合。

 

株式会社が利益を上げたとき、利益の一部は株主に配当されます。

 

しかし協会の場合、株主がいませんので、利益をあげても配当をもらえる人はいません。

 

次に、財産の扱いについて。

 

会社の財産は株主に属しますので、株式会社が解散したときは、いろいろ貸し借りを清算したあとに残ったお金は株主に分配されます。

 

しかし協会が解散したときは、いろいろ清算したあとに残ったお金は、誰のものでもないため、個人に分配することができません。

 

どうなるかというと、最終的に国のものになります。

 

そういう法律上の違いがあるので、協会は会社よりも公共性が高いと一般に認識されているわけです。

 

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したがって、社会貢献度の高い事業をしたいとき、いわゆる、「社会起業」を目指すような場合は、株式会社よりも協会(一般社団法人)のほうが向いています。

 

むろん、株式会社でも社会起業はできますが、

 

「株式会社なんでしょ。所詮、お金儲けじゃないの?」

 

と誤解する人もいるので、協会のほうが誤解されずにすみます。

 

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「協会の財産が最終的に国のものになるなら、自分には何の得もないの?」

 

と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

 

ちゃんと個人のメリットもしっかり出るように、協会を運営することが可能です。

 

その方法については、別の機会に説明します。