協会の作り方(59)拠出金ゼロでも大丈夫?

 

拠出金ゼロでも大丈夫かというと、大丈夫でもあり、大丈夫ではありません。

 

会社の資本金に該当するものが、協会でいうと拠出金になります。

資本金がゼロでも会社(株式会社)を作れるのと同様、拠出金がゼロでも協会(一般社団法人)を作れます。

昔と比べて大幅に作りやすくなっている、ということです。

 

したがって、登記という意味では、拠出金ゼロで大丈夫です。

 

とはいえ、

 

「スタートアップのために必要なお金は、結局誰かが負担しなければならない」

という状態は変わりません。

 

「拠出金が少なくすんで良かった…」

と、なんだかトクをしたような気持になっていたら、大間違いです。

 

今後に必要な費用が減るわけではないのですから。

 

 ▽ ▽ ▽

 

つまり、こういうことです。

 

拠出金ゼロ円で協会を作ったとしましょう。

その後、協会のメンバーで話し合い、

「ホームページが必要だよね」

ということになりました。

 

さて、ホームページを作る費用として10万円かかるとしたら、その10万円は誰が払うのでしょうか。

 

協会の銀行口座にはまだ1円も入っていませんから、協会からは払えません。

このまま誰も払わなければ、ホームページは永久にできません。

 

なので、多くの場合は

  • 誰か(たとえば代表理事)が、いったんホームページ代金を立て替える。→後日、協会に収益があがったら、その代金を返してもらう
  • 協会のメンバーでホームページ作成費用を分担する

どちらかになります。

 

なんのことはありません。

代表理事や協会メンバーから見れば、自分たちが拠出金を出しているのとあまり変わらないことになっています。

 

だったら、

「最初から協会設立メンバーと相談し、みんなで拠出金を分担して出す」

という方法でも同じなわけです。

 

「朝三暮四」

ということわざがありますが、拠出金ゼロというのは、それによく似た状況だということです。