
起業 ⇒ 株式会社を作る
と考えるのが一般的だと思います。
しかし、それは思い込みで、実際は株式会社以外に、社団法人のような「協会」を作るという方法もあります。
つまり、起業 ⇒ 協会を作る
たとえば、
- 社会起業
- ソーシャル・アントレプレナー
といった社会貢献と利益を両立させたい事業モデルの場合は、協会が向いています。
人々の共感を得やすいからです。
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一方、
「美肌効果の高い健康食品の販売」
といったものは、協会には向いていません。
共感を得るタイプのビジネスモデルではないからです。
ただし方法がないわけではなく、
「○○販売士」
のような資格制度にし、その○○販売士に商品を売ってもらい、協会自身は
「○○販売士協会」
という存在となって、○○販売士のスキルアップやマーケティング支援を行う
といった方法であれば協会として成り立ちます。
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- 会社を作った場合、トップは「社長」です。
- 協会を作った場合、トップは「理事長」です。
どう違うかというと、じつはあまり違いません。
細かくはところどころ異なりますが、大まかには同じです。
その証拠に、日本語では「社長」「理事長」と違う表現になっていますが、英語にするとどちらも
president
です。
つまり、ほぼ同じです。
しかし、会社と協会とでは重要な違いが1つあります。
会社は、顧客に対して商品やサービスを提供することで成り立つものですが、協会は、会員とのよい関係を築くことによって成り立つものです。
つまり、
- 「モノやサービスを売りたい」というタイプの人は社長になるとよく、
- 「会員を大切にしたい」というタイプの人は理事長になるのがよいです。