協会の作り方(98)協会の特徴の活かし方

 

会社を作りさえすれば、うまくいく。

なんて。

そんなふうに考える人は、いまどきほとんどいないと思います。

会社を作ることが大事なのではなく、その後どうするか、がはるかに大切だということですね。

 

協会も同じです。

協会を作りさえすれば、うまくいく、などということはありません。

どういう協会を、どういうふうに作り、どう運営し、どのようにマーケティングするのか。

これを考える必要があります。

 

「だったら、会社を作るのも協会をつくるのも、同じなの?」

そういう疑問がわきますね?

いえいえ、同じではありません。

協会には、会社にはない、協会ならではの特徴があります。

その特徴をよく理解して協会を作れば、よい協会ができる確率が高くなります。

 

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協会ならではの特徴の1つは、

「顧客との関係性」

です。

 

協会の場合、「顧客」とは言いません。

「受講生さん」または「会員さん」となりますね。

 

会社と顧客との関係性は、かなり厳しいものです。

たとえば業績悪化に苦しむマクドナルド。

もし仮に、マクドナルドがなくなったとしたら、困る顧客はいるでしょうか?

さみしく思う人は大勢いるかもしれませんが、本質的に困る人はいないと思います。

 

ところが、協会の場合、協会がなくなったら困る人はたくさんいます。

「高い受講料を払って資格を取ったのに、協会がなくなったら、せっかくの資格が無駄になる…」

こうなるのです。

つまり、協会と受講生(会員)は利害が一致するので、両者のあいだに太く強い関係が生まれ、永続しやすくなります。

 

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協会ならではの特徴のもう1つは、

「権威性」

です。

 

言葉を飾らずに言いますと、協会は

「その分野の権威に見えやすい」

ということです。

 

「日本サッカー株式会社」

よりも

「日本サッカー協会」

のほうが、なんとなく権威に見えませんか?

これと同じです。

 

権威に見えやすいとなると、結果的に以下のようなメリットが生まれます。

 

★メディアの取材を受けやすい

 

これはメディア側の視点で考えると

想像がつくと思います。

 

★ライバルが現れにくい

 

会社には、ライバルがいます。

 

たとえば、菓子メーカー

  • 森永
  • 明治
  • ロッテ

はお互いライバルです。

 

自動車メーカー

  • トヨタ
  • ホンダ
  • 日産
  • マツダ

はお互いライバルです。

 

しかし、協会同士がライバルになっているケースはまれです。

これは、学校のクラブ活動に似ています。

同じ学校にサッカー部が2つある、といったことがないのと同じです。

すでにサッカー部がある場合、サッカー好きな人はそこに入ればよく、わざわざ自分で「第2サッカー部」を作ることはないわけです。

 

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以上、述べたような2つの特徴

  • 顧客との関係性
  • 権威性

を意識して協会を作ると、成功する確率が上がります。