協会の作り方(143)経費の感覚

協会を立ち上げるために

  • ホームページ制作
  • 教材作成
  • スタッフ採用

などをするわけですが、通常、それには費用がかかります。

一方で、

  • ホームページや教材は自分たちで作り、
  • スタッフは雇わない

つまり、
「いっさい費用をかけず、 自分たちで頑張りぬく」
という考え方もあります。

そうしたお金は

  • 積極的に使うものなのか

それとも

  • 抑制していくものなのか

迷うところですね。

残念ながら、「積極」か「抑制」か、どちらがよいかは、いちがいには言えません。
協会設立メンバーの価値観やそのときどきの事情により、結論は異なります。

しかし、価値観や事情に関わらず、共通して
「陥りやすい間違い」
というものがあります。
ここではそれを2つ紹介します。

「もりあがり出費」
「無意味な出し惜しみ」
この2つです。

 ▽

<もりあがり出費>

協会を立ち上げるブロセスは、気分が高揚するものです。
打合せをするたびに、あれもやりたい、これもやりたいと、アイデアが浮かんでくるし、仲間や協力者の方々から
提案が出てくることもよくあります。

アイデアや提案にもりあがってしまい、ついついいろんなお金を使ってしまう。
でも後で冷静になって考えてみたら、そんなことしなくてもよかったのに。
無駄な出費をしてしまった…。
そういう事例は枚挙にいとまがありません。

無駄な出費をしないために、話がもりあがったときには数日の冷却期間を置くことをお勧めします。

 ▽

<無意味な出し惜しみ>

ほんとはスタッフがほしいけど、売上(利益)が安定するまでスタッフは雇わない
とか
ほんとは講師をしたくないけれど、講師費用をセーブするため、売上(利益)が安定するまで自分がすべての講師をする
といった、
「経費の出し惜しみ」
のことを指します。

この形の出し惜しみをすると、実際には売上(利益)はなかなか安定しません。
いつまでたってもスタッフを雇えず、自分ですべての講師をしなければなりません。
自転車操業が延々と続くのです。

そうは言っても、売上(利益)が安定していないのに経費を出すのは怖いものです。

 

その恐怖をやわらげる方法が1つあります。
月ごとに予算作りをすることです。
売上の予想をたて、出ていくお金、入ってくるお金(つまりキャッシュフロー)の予想を作ります。

そうすると、
「経費は案外、払えるものだ」
ということが判明したりします。
これにより、恐怖をやわらげます。

「怖いから、やらない」
から
「怖いけど、やってみる」
に、マインドを転換させるのです。

もともと「協会」事業は、

  • 受講料を前払いで受取ることができ、
  • 会場費や講師料などの費用は後払いが多いため、

キャッシュフローがプラスになる事業モデルです。

つまり、他の事業に比べて
「怖くない」
のが特徴の1つです。

この利点は活かすようにしましょう。