協会のエンゲージメント【協会の運営方法】

これまでも事あるごとにお伝えしてきましたが、「会社」と「協会」は大きく違うものです。

この違いを無視して協会を作ってもうまくいきません。

 

会社に必要なのは顧客です。

協会に必要なのは会員です。

「会社」と「協会」が大きく違うのと同様、「顧客」と「会員」も大きく異なります。

この違いを知らずに協会を運営するとトラブルが増えます。

 

顧客と会社との結びつきのことを

「ロイヤルティ」

と言いますが、会員と協会の結びつきのことは

「エンゲージメント」

と言います。

 

「ロイヤルティ」

という言葉はいろんなところでしばしば目にしますが

「エンゲージメント」

という言葉は多少珍しいのではないかと思います。

 

「ロイヤルティ」

「エンゲージメント」

は似て非なるものです。

 

 ▽

 

ロイヤルティというのは

「その商品が好きで、それしか買わない」

といった愛着を意味します。

 

会社が目指すのは、この

「愛着心の強い顧客」

を増やして、経営を安定させることです。

 

会社の役割は

  • 顧客に喜んでもらう
  • 顧客をもてなす

ことであり、顧客の役割は会社の商品やサービスを購入することです。

 

いっぽう、エンゲージメントは

「会員と協会が同じ方向を見てともに前に進む」

という、いわば

「戦友」

のような関係性を意味します。

 

したがってあえて単純に粗っぽく表現すると、協会の役割は会員に

「協会に対する貢献を要求する」

ことであり、会員の役割は

「その要求に応えようとする」

ことになります。

 

  • 顧客をもてなす
  • 商品を買ってもらう

という会社の感覚・価値観とはまったく違うわけです。

 

かつてアメリカのケネディ大統領が

「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるのかを問うて欲しい」

と演説したように、

「協会が会員のために何をしてくれるのかを問うのではなく、会員が協会のために何ができるのかを問うてほしい」

これが

「エンゲージメント」

の意味するところ。

 

これを堂々と言える協会が本当の協会です。



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